弊社が得意とするのが主にばね製品への亜鉛めっき処理です。製品同士が絡まりやすい「ばね」や線径が細く、折損する恐れがある「線材」は、めっき処理の中でも特にトラブルが多く処理が難しいとされます。セプラスではこの難度の高い処理を安定かつ高い品質での大量生産を可能にするノウハウがあります。
限りある資源である水、かけがえのない地球環境を守るべく、セプラスでは環境対応と生産活動の双方が持続可能に行える仕組みづくりを推進しています。また、環境に優しいこと、すなわちそれは現場で働く皆にとっても安全である証ともいえます。高品質をモットーに掲げる私たちにとって環境に配慮したモノづくりはしかるべき姿なのです。
自動車産業の中心地、愛知県名古屋市からも豊田市からも近い場所に工場を構えています。その為、その立地からお客様の声が集まりやすいこともあり、ご要望を生産体制につぶさに反映してまいりました。他社では処理トラブルが多い特殊形状へのめっき処理をはじめ、高硬度製品への水素脆性除去処理(ベーキング処理)にも対応いたします。これからも市場の声に耳を傾け、万全の体制でニーズにお応えします。
創業より今日に到るまで長年ばね専門めっき処理のエキスパートとしての名に恥じぬ様、経験に裏打ちされたノウハウで数々の表面処理加工の難題をクリアしてきました。その実績の積み重ねが多くのお客様からの信頼に繋がっています。
めっき(鍍金)は表面処理の加工方法の一つに分類され、金属・非金属製品の表面に金属の薄膜を析出する技術を指します。
一括りにめっきといってもその種類は様々です。クロムめっきなど、美観・装飾性を目的とするもの、亜鉛めっきを代表する耐食性(鉄製品をサビから守る)を目的とするもの、また析出する金属によっては耐摩耗性、耐候性、防滑性、耐熱性、抗菌性など、元の素材には備わっていない機能的な特性を持たせる事が可能です。
セプラスが得意とする電気めっきは亜鉛めっき(Zn)です。
亜鉛めっきは鉄製品の耐食性向上において優れたパフォーマンスを発揮し、自動車、家電、デジタル機器など用途範囲が広いのが特長です。
コストパフォーマンスの良さから対応するめっき業者も多いのですが、弊社の特長として、めっきトラブルが起きやすいばね・線材製品へのめっき処理に対し、他社では手がけラックで納期とコストをかけて行うような処理でも、バレル対応できるノウハウを持っており、高品質かつ、大量生産を実現している点が大きなアドバンテージです。
※製品同士が絡みやすいばね、線細で変形しやすい部品にも対応いたします。
※協力会社により、ニッケルめっき、亜鉛ニッケル、亜鉛すずなど、亜鉛めっき以外の金属処理加工も可能です。
品名 対応 |
耐食性 | 装飾性 | 耐熱性 | 二次加工性 |
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亜鉛めっき | ○ | ― | ― | ― |
鉄亜鉛めっき | ◎ | ― | ― | ― |
すず亜鉛めっき | ◎ | ― | ― | ◎ |
ニッケル亜鉛めっき | ◎ | ― | ◎ | ― |
自社対応可能協力会社連携による対応で可能
セプラスが関わる仕事は全体の約8割が自動車部品です。
めっき処理された部品はエンジン、ドアラッチストライカー(ドアを保持するための部品)、ワイパーなどに組み込まれ、人命を預かる自動車部品の一部として重要な役割を担っています。そのほかにはアミューズメント分野、農業分野など、様々な産業分野で活躍しています。
ここではセプラスが手がけるめっき処理加工の一部をご紹介します。
部品の形状、お客様のご要望にあわせてめっきラインを使い分け生産を行っています。
24時間生産が可能で短納期・大量発注などのご依頼にも最大限、柔軟に対応する受注体制を備えます。
品質管理においては処理液の状態管理、定期サンプリングによるめっき膜厚チェック、環境対応した排水処理設備を工場内に擁していますので安心してご依頼ください。
ばね・線形部品についてノウハウがございます。他社では難しいような部品でもご相談ください。
打ち合わせ相談の上、めっきテストを事前に行います。結果が良好で品質にご納得いただける様でしたら、本生産に入らせていただきます。
【ラインA】
全自動エレベーター式 バレル
【ラインB】
全自動キャリヤー式 バレル
【ラインC】
全自動キャリヤー式 静止ラック
【ラインD】
手動式 静止ラック、バレル
【ラインE】
全自動エレベーター式 バレル
【ラインF】
連続ベーキング炉~クロメート
処理液の状態管理を定期的におこなっています。
試薬を用い、専任担当者による厳しいチェックを行います。
めっき工程を終えたものからランダムに選出し、非破壊試験によりめっき膜厚の測定を行います。めっき膜厚が均一でないと、ナットにボルトが入らないなどのトラブルが起きかねません。エラーがあった際は、速やかに現場に報告と改善を促します。
表面処理を施した部品に対して、中性の塩化ナトリウム水溶液(食塩)を一定時間噴霧し、その腐食具合を調べることで、耐食性を測定します。
めっき処理過程において使用する薬品の無害化、河川への環境負荷低減が大きな課題です。
セプラスでは排水を安全に適切に処理することで働く一人一人の健康と安全につながり、それこそが製品の品質に直結すると考えます。
工場内には2基排水処理場があり、処理用途別に分け、一般系と、凝集沈殿では処理が難しい窒素系排水を分けて処理しています。
また世界的な環境対応への取り組みの一つである、有害物質「六価クロム」を2007年に全廃し、環境負荷の低い三価クロムの使用に切り替えを完了しております。
2018年8月に更新。凝集沈殿処理した排水から汚泥の回収まで自動で処理。
主に窒素を除去する処理。凝集沈殿後、生物処理します。
会社名 | 株式会社セプラス |
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所在地 | 〒470-0225 愛知県みよし市福田町宮下41-1 |
電話番号 | TEL:0561-34-2285 FAX:0561-34-2283 |
代表者 | 代表取締役社長 平田雄一 |
従業員数 | 30名 |
設立 | 1958年 |
資本金 | 3,362万円 |
主要取引先 |
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株式会社セプラス[ CEPLUS ]は、中心[ Central ]となって亜鉛めっき[ Plating ]業界を支え、無限[ Limitless ]の品質向上[ Upgrading ]に全身全霊をかける亜鉛めっきの専門家集団[ Specialist ]です。
コーポレートカラーである水色はクリーンな水、黄色は良品質を表現しています。
1958年 4月 | 有限会社中央鍍金工業所を名古屋市瑞穂区に創立 資本金170万円 |
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1969年 4月 | 中央鍍金工業株式会社に改組 資本金340万円に増資 |
1981年 6月 | 資本金680万円に増資 |
1985年 1月 | 公募増資を行い、その全額を中央発條(株)が引き受け持ち、株比率60%の株主となり、資本金3,362万円に増資 |
1985年 10月 | みよし市に工場新設移転し稼動を始める |
1992年 6月 | 株式会社セプラスに社名変更 |
所在地 | 〒470-0225 愛知県みよし市福田町宮下41-1 TEL:0561-34-2285 FAX:0561-34-2283 |
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アクセス | 東名高速道路 三好インターチェンジより車で15分 東名高速道路 豊田インターチェンジより車で15分 |
セプラスは東証スタンダード市場上場企業「中央発條」の関係会社です。安定した事業基盤のもと、そのポジションに甘んじることなく、ラインの新設をはじめ業績を伸ばす計画を推し進めています。さらなる躍進をとげるセプラスで共に切磋琢磨しませんか?
横のつながりが強くアットホームな職場なので、先輩・後輩の垣根なく働ける環境です。
仕事の多くは職人の勘に頼るような作業はなく、システムで平準化されていますので技術習得に多くの時間を要しません。
そのためベテランに頼りすぎることも少ないため、勤務シフトが偏らず休暇取得にも比較的融通がきくのが魅力です。
なによりも社の方針として「人が品質をつくる」をモットーにしていることから職場環境の改善になることには積極的に取り組む姿勢が根付いていますので、安心して長く勤めていただくことができます。
新入社員歓迎会の様子
ただいま募集している求人です。セプラスに興味をいただけるようでしたら、下記確認の上ご応募ください。
また選考前に事前見学も可能です。お気軽にお問い合わせください。
事前見学・エントリーフォームはこちらです。
募集職種 | ライン作業者 |
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雇用形態 | 正社員 |
年 齢 | 59歳以下 (60歳定年制の為) |
昇 給 | 年1回(4月) |
賞 与 | 年2回(7・12月) |
保険等 | 雇用・労災・健康・厚生・退職金 |
休 日 | 土・日(会社休日カレンダーによる)、GW・夏期休暇・年末年始 |
手 当 | 通勤交通費・家族手当・子育て促進手当・結婚住宅手当 |
福利厚生 | 食事補助・福利厚生サービス「あんしん財団」に加入 |
選考日時 / 選考方法 | 随時開催 / 面接 (選考より7日後に結果通知) |
勤務地 | 愛知県みよし市 |
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転勤 | なし |
学歴 | 不問 |
休憩時間 | 65分 |
年間休日数 | 121日 |
必要な免許・資格 | 不問 |
再雇用 | あり 65歳まで |
経験 | メッキ作業経験者優遇しますが、採用では不問です |
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電話でのお問い合わせ0561-34-2285
営業時間 / 8:30~18:00
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